- 次の簿記試験へ向けて新しく勉強を始める
- 簿記試験直前の勉強方法を知りたい
2020年2月の簿記試験終了直後ですが、次の試験へ向けて動き出している方も多いのではないでしょうか。初めての場合は、そもそもその特殊な書式や理由に戸惑うかと思いますし、実際僕も戸惑いました。
試験に関してはなおのこと、素直な問題は出題されづらく、クセのある問題が揃います。しかし、どうせ受験するなら万全の状態で向かいたいですよね。
僕自身もそう考え、試験の2週間前から勉強方法を試験特化にしたものに変えました。そして試験では、大きな事故無く落ち着いて対応できたと思います。
今回は、次回の試験へ向けて万全の体制を取るべく、試験の少し前からおすすめの勉強方法をご紹介いたします。といってもやり方はシンプルです。
- 時間制限を設けて過去問を行う
- 問題集を、答えを覚えるくらいまで繰り返す
- 試験独特の言葉遣いに慣れる
以上のように、例題や講義を繰り返す、普段の勉強と試験対策は少し異なりますので、宜しければご参照くださいませ。
Contents
簿記2級、3級試験対策 時間制限を設けて過去問を行う

実際の試験時、焦らないための対策です。なお、最初はまず丁寧に理解しながら解いていくことの方が大事です。
試験時間はいずれの場合も2時間になります。簿記3級の場合は第三問と第五問、簿記2級の場合は第三問が特に時間が掛かります(慣れて40分程度)。
そのため、当日の時間配分も考える必要があります。実際にやってみると分かりますが、最初は思った以上に時間が足りません。
どこに時間が掛かったか、二時間以内にするにはどうすればいいか、問題をどの順で解くかなどの対策を立てられます。
時間を意識すれば、試験対策として仕訳の省略化など、どんどん効率を上げていくことができますよ。試験会場では常に時間が確認できる環境を手配してもらえますので、是非意識してください。
簿記2級、3級試験対策 問題集を、答えを覚えるくらいまで繰り返す

一番実力が身に付く方法です。同じ問題をやっても意味が無いのでは?と思うかもしれません。
これは実際にやると感じるのですが、二回目以降は一度行って余裕が出来ている分、こういう理屈でこういう仕訳になっているんだなと納得、理解しながら進められます。また、回答の精度や速度も上がります。
実践を通して理解が進むのは、とても大きな事で、これを行うと地力がどんどん伸びます。最終的にここに割いた時間が合格を左右すると言っても、過言ではありません。
答えを覚えるまでやった場合でも、途中で仕分けや計算を間違えた時に、「あ、ここの処理を間違えた。注意しなきゃ」となっていきます。数学で言うと、公式を体に覚えさせるイメージに近いでしょうか。
出来れば試験一か月前から、最低でも二週間前からは、この過去問や問題集の繰り返しを強くおすすめ致します。実力も点数も伸ばせます。
簿記2級、3級試験対策 試験独特の言葉遣いに慣れる

特に商業簿記でこの傾向がありますが、問題文の言い回しが独特で、必要な仕訳が分かりにくいという問題があります。具体的には「商品評価損と棚卸減耗損は売上原価の内訳科目とする」など。
教科書や講義では、基本の理解を優先されているため、このような複雑な言い回しはほぼありません。しかし試験では、これらの表現が多発します。
これに事前に慣れておき、仕訳方法を分かっていないと、試験当日にフリーズしてしまいます。それは避けたいですよね。この分かりにくい文章の問題は、教科書や問題集でも把握されており、基本の理解が終了した後に同様の書式で出題されます。
一度素直に問題集や過去問で引っ掛かり、その後に解答解説やフォローの講義を確認し、仕訳の種類や対応を理解すれば問題ありません。とは言え理解には基本が大事となりますので、コツコツ積み上げて対応しましょう。
簿記2級、3級も身体を動かすのが一番の試験対策

基本的な学習を終えた後の試験対策は、以下の3つ。
- 時間制限を設けて過去問を行う
- 問題集を、答えを覚えるくらいまで繰り返す
- 試験独特の言葉遣いに慣れる
とにかく、過去問や問題集を繰り返せば大丈夫です。2週、3週と言わず、5週程度目指せばまず安定して90点は取れるようになります。本試験では多少違った形式で出る箇所ももちろんありますが、過去問や問題集で平均90点取れていれば、まず対応出来ます。
実際に手を動かさないとものに出来ないのが簿記の難しさであり、面白いところ。少し毛色の違う技術に対しては、それに合った勉強法で対応していきたいですね。
その他、簿記に関する記事や、学習において特におすすめのクレアールさんについて紹介している記事もございます。宜しければあわせてご参照くださいませ。

最後までご覧いただきありがとうございました。