今回の記事は以下の方へ向けた内容となります
- Civ4BTSを始めたばかり
- 首都って初期位置以外に建てた方がいいの?
- 序盤の蛮族ラッシュがつらい
ご覧いただきありがとうございます。Triverです。Civ4BTSは内政のゲーム。その中でも首都は、特に序盤において経済の中枢を担い、その首都の建設場所や立地は、スタートアップにおいて重要な意味を持ちます。
また、高難易度になればなるほど、蛮族が湧きまくり思うように内政を進められなくなります。かといって蛮族対策にユニットを作り過ぎると、維持費と内政に寄与する建造物が建てられず、技術レースに遅れてしまうという悪循環。
そこで今回はこれらの問題を解消すべく、首都の建設位置と、蛮族対策についてご紹介いたします。
Contents
Civ4BTS 首都の建設位置
大前提はケースバイケースです。しかし、選択肢の幅を持つことで、すぐにメインメニューに戻る回数を減らすことができます。最重要なのは食料資源の確保。これを前提に事例に沿って考えていきましょう。
首都の平原丘陵建設
平原丘に乗れば都市のハンマーボーナス+1。都市を建設した時点で永久にハンマー+1がつくので、ハンマーが手に入りにくい序盤でハンマー+1はかなり強力。
平原丘に乗るかどうかは、食料資源の兼ね合いと都市圏のハンマーとのせめぎあい。
首都圏の食料資源が減らなければ基本的に建設推奨。
また、首都は食料タイルが多いほうが◎。小屋を建てるならなおさらで、首都の成長速度が国の経済力を決定するため。平原丘陵に乗る事で、首都の食料がなくなる場合はやめましょう。
序盤の貴金属も、首都に入るかどうかで初期の技術開発がかなり変わります。金銀宝石毛皮が外れる場合は、平原丘陵に建てないほうが無難。平原丘陵に移動して川沿いのタイルが少なくなる等、川沿いはコイン+1なので首都にできるだけ入れたいが難しい。
食料が二つ以上ある場合
豚+モロコシがあるけど、平原丘陵に移動するとモロコシや豚が減る場合。首都で小屋を建てるなら非推奨。食料が3つ以上ある場合や氾濫減多数で、明らかに首都の食料が多すぎる場合は平原丘優先でハンマーを確保したいところ。
首都圏の丘が2つ以下にならない場合は建ててもよい
初期出力が優れていても。後半のハンマー出力が低いと厳しい。特に首都に小屋を育てる場合は要注意。
平原丘に建てて首都全体のハンマーが10未満になるようなら、平原丘陵に立てるのをやめたほうがいいです。
特に首都で小屋を育てる場合は殆どが首都にOXを建設します。OXのコストは重く、400なので石なしでは首都のハンマーが10なら40Tもかかり、機会損失が凄まじい事に。
もちろん宗教の組織化や官僚制、鍛冶場や石材の有無によって必要ターン数は下げられますが、他にも穀物庫、図書館、水道橋、雑貨、市場、僧院等様々な建造物が必要になります。
そのため、首都のハンマーは10以上は欲しいところ。小屋を育てているのに奴隷を突っ込むわけにもいきません。
以下、平原丘に首都を建てた/建てなかったケースです。
シャカさん
特に迷わず平原丘へ。都市の丘陵が二つになってしいますが、牛がハンマーを出すので問題なし。
徳川さん
これもちょっと迷って平原丘へ。
ここは小屋都市にする予定でしたが、丘陵が多く、草原丘陵2平原丘陵3なのでちょっとハンマー過多という印象。この丘陵に加えて大抵首都では銅鉄馬のどれか一つは沸くことが多いです。
ギルガメッシュ
即決で丘に登ります。首都の飯が減らない! 都市のハンマータイルが10以上を完璧に満たしています。
ダレイオス
かなり悩む選択肢。
首都に小屋を育てる予定だったので悩んで下に建てました。金融で川沿いタイルが少しでも欲しかったのと、羊で多少食料も増えるという判断です。
この首都は食料に余裕が無いのと、平原牛という優秀なハンマー資源があることから、最初の出力よりも食料を重視した形。この立地は好みが分かれそうですね。
王権
少し迷ってそのまま建設しました。
平原丘に建てると最強の資源、氾濫減が減るのが痛く、加えて丘も二つになり常にハンマーが不足してしまいます。
首都建設の小技
例えばこんな立地。迷いますよね。

平原丘または砂糖直で食料3ボーナスが欲しくなりますが、食料資源の位置が分かりません。都市にボーナスを付けることで、都市に食料資源が0では意味がありません。
脳内補正すると・・・。
平原丘に建てたいのは帝国志向でハンマーボーナスが生きるから。砂糖も魅力的だけど序盤はハンマーが欲しいのです。首都補正で、飯は首都にあるのは間違いありません。
そこで、戦士の動かし方がポイントになります。平原丘陵に都市を建てたいので1歩右上に動き、食料資源がないかどうか確認します。砂糖直に立てたいなーという場合は、一歩左か左上でしょうか。
一歩右上に動いたら・・・。
平原丘陵に登ると首都に食料が無い事もありえるのが判明。食料資源が一つしかない場合、平原丘陵に首都を建てると、3分の2で首都に食料が無くなります。よって、平原丘は諦めて普通に建てました。
食料資源が下のほうに固まっていました。
ボーナスがあるからといって、開拓者の位置を動かすと飯が一つ減ったり、銅鉄馬等の隠れている資源が首都圏内から外れたりするので、ハンマーにつられ過ぎないよう注意が必要です。
首都建設のおまけ
今回はこんな立地。モロコシ金氾濫減の神立地。再生成ダメ、ぜったい。
もちろん、そのまま建設してもOKですが。
まず候補として、金下に移動して牛を入れるのが考えられます。金のおかげで畜産も楽に研究できますので。
平原牛は食料として使うには出力不足。食料資源+平原牛として使うのが本来の使い方になります。草原牛は食料なので別枠。
金下に見えるこの一手だがもうちょっと深く考えましょう。それは氾濫減の存在。
脳内はこんな感じです。
氾濫減というのは、固まって並んでいることが多く、金下にいくと氾濫減がなくなってしまうかもしれません。
首都左を確認したいところですが、斥候は無理な位置なので、都市建設に2T使ってでも確認します。
この立地では、官僚制首都経済が王道。そして氾濫減の数で、首都性能が決まるといっても過言ではありません。
開拓者を一つ左に移動させて、氾濫減が増えるようならそのまま建設します。屑タイルがずらっと並んでいたら戻って金下に立てる計画。
一歩左へ移動+拡大
草原タイルの左側にうっすらと砂漠っぽいものが見えています。本当の砂漠という可能性も否定できませんが、川沿いの砂漠なのでおそらく氾濫減でしょう。
砂漠の川沿いって首都補正ありなら自動的に氾濫減になるはず。。。モロコシ+金+氾濫減3になるので迷わず建設。
大変すばらしい首都に。牛もおまけでついてきた。
本当に細かいところとなりました。首都補正のある川沿いの砂漠は氾濫減というだけではりますが。開拓者の2T移動は相当無茶ですので、今回のように移動すれば神首都になる可能性がある場合にとどめましょう。
Civ4BTS 蛮族対策
蛮族対策に関しても、いくつか種類があります。可能な限りハンマーコストを抑えて、他のことにリソースを割ける手段をご紹介いたします。ポイントは視界確保にあります。
戦士ユニットの探索方法
最初の探索は、首都から丸く円を描いて探索しろというのが通説です。最初は戦士か斥候のどちらか1ユニットしかいませんしね。
首都の周囲全てを探索するのは諦め、首都から8~10マスの周囲を半円を描くように探索するように心がけるのが無難です。
赤は戦士の移動予定ルート。
首都の周辺が半島っぽいので探索が楽できるパターン。基本中の基本ですが、戦士を移動させる時は、移動コストや防御補正の関係で森を歩きましょう。
ぐるっと回りながら、赤線が戦士の移動経路です。
繰り返しになりますが、戦士は森の上を移動させます。首都の北が半島なので、都市数確保のため、南に都市を出していかなければなりません。
第2都市はモロコシ付近になるだろうなーと考えつつ戦士は探索を終了。第二都市に蛮族都市を発生させないため、モロコシ付近の視界確保します。
モロコシ周辺監視マン。
さらに南や首都南西の探索は、戦士2号3号らへんに任せましょう。探索をどの程度で打ち切って、視界確保をすればいいのかというのは、難しいところですが経験で判断します。
意識して探索すると、15~20Tには探索を諦め、視界確保をいていることが多いです。目安になれば幸いです。
そしてこちらは、内陸で周辺が広いマップ。
赤線は戦士の探索予定ルート。黄色は首都で生産した戦士で探索させます。
視界確保後。
こちらは18Tで探索終了しました。平原牛を見つけたので視界確保をさせています。基本は15~20Tになったら探索を終了、視界確保に移ります。
間違っても遠方の探索に出したりしないように注意。欲張らずあくまで、首都の周辺8~10マスのみを探索するようにしましょう。
どうしても最初は、遠く、遠くに探索に行ってしまいがち。筆記を取った後、戦士なり斥候を追加生産して、そいつに遠方探索は任せましょう。
蛮族対策の基礎 視界確保
初期拡張で一番差が出るのが蛮族対策。知識として知っているか知らないかで、蛮族対策におけるユニットの配置や弓術の取得の有無に大きな差が出ます。
蛮族対策の基礎知識
ユニットまたは都市で視界確保をすると、その範囲には蛮族が沸かなくなります。
平地では周囲1マス、丘陵に登ると周囲2マスの視界が確保できます。そして、視界が確保できていない黒い部分から蛮族が発生します。
丘陵で2マスの視界を確保しても、隣に森や丘陵があれば2マス先は見えません。おおまかな基礎はこのような感じです。
ここからはもう少し踏み込んだ内容です。実は視界に関係なく、ユニットの周囲2マス以内には蛮族は発生しません。
画像で言えば陸地に真っ黒(視界確保が出来ていない部分)な部分がありますが、蛮族は発生しないという理屈。試しに天帝で100ターンを回してみましたが、この陸地からは蛮族が一度も発生しませんでした。
ただし視界が確保されていない場合は、蛮族は発生しませんが、蛮族都市は発生する可能性があります。
まとめると以下の通り。要点だけ抑えて視界確保をしましょう。
- 平地では1マスの視界確保、丘陵では2マスの視界確保が出来る
- ユニットの周囲2マスには、視界にかかわらず蛮族が発生しない
- 視界が黒い部分は、常に蛮族都市発生の可能性がある
蛮族対策ユニットについて
いくつかサンプルを用意しました。パンゲアならAIのユニットがたくさんいますので、弓が必須な状況はあまりありません。
そしてこちら。囲い込みのできる後背地。相当広く蛮族対策必須の立地。これぐらい広くても攻撃志向ならカバー戦士で充分。実際は弓とってる余裕が無かったんだけど
左の黒いところから蛮族が沸いてくるはずだが、マンサのスカミがうろうろしているので沸かない。ナイスマンサ。
マーカーで表すとこの通りです。
○で囲んでいるのが戦士の位置。□で囲っているのが戦士の実質視界。
ユニットの2マス以内には蛮族が沸きません。
ただ戦士で視界対策をする場合、弓が出る前に視界を確保しなければいけません。見ての通りかなり広く、首都から歩いての移動にターン数がかかります。
これは徳川さんのカバー戦士なので、弓とも対等に戦えますが、攻撃志向じゃなければ弓必須とまでは言わないが弓をとってもいいぐらいの立地ですね。ここらへんはケースバイケースで。
それでは、このマンサの立地を見てみます。首都の立ち上がりがかなり遅く、戦士をばら撒く前に弓蛮族がわらわら沸きました。事実左側に弓蛮族が見えます。怖い。
首都の立ち上がりが遅い場合というのは、具体的には首都に海産物しか食料が無い、食料タイルがしょぼい、鉱山が少ない、鉱山が森に覆われている等。
これらの理由で、戦士を出すのが遅れる=戦士で視界確保が遅くなり、結果弓蛮族が視界で抑制できず、わらわら沸いてしまう悪循環。
戦士では弓を倒すのも、都市を防衛するのもかなり厳しいので弓が必須。そして実際に弓を取って拡張しました。
こういう海を背にした形の半島立地は、非常に蛮族対策がしやすいですね。弓は不要です。
黄色枠で囲んであるのが戦士で、四角い枠が戦士の視界。戦士4人で対策が終わってしまう優しさあふれる立地でした。
お次はスーリヤさんの立地。まだ蛮族対策はしていませんが、これも戦士でいけそうです。
戦士での蛮族対策のコツは、蛮族が来る方向を限定する事と、戦士を速めに出して視界確保をする事。
この状況なら1に戦士を出せば、南方向からの蛮族は発生しなくなります。そして、2に出せば西方向からの蛮族も無くなります。
不死以下の難易度なら、戦士を6体置いて首都周辺の視界が確保できる場合、大抵の状況は戦士でいけますね。
こういう立地はさすがに弓を取りましょう。広すぎて視界確保での蛮族発生は、絶対に防ぎきれません。
南の黒くなっているツンドラから永遠と弓が沸いてくるので、戦士で都市を防御しても都市を焼かれてメインメニューへ直行です。
そしてユスティさんの立地。南のツンドラ地帯の広さを調べていたら、北が真っ暗で何もわからない。
危険な北の捜索に、まさか戦士で踏み出すわけにも行かず、探索が遅れたときも弓必須。
戦士か弓どちらを選ぶかというのは中々難しい問題です。戦士を早く出して、視界確保で弓を沸かないようにする。あるいは、弓を沸く方向を限定して、戦士を2枚重ねて暗闇を押し上げて視界確保する。
この二つの条件が重なれば殆どは戦士でいけますね。弓蛮族を視界で完封するぐらいでないと戦士での拡張は厳しいです。
逆に弓が必要になる状況は、イザベルのように視界確保が出来ない立地。ユスティのSSのように、探索が遅れ暗闇が多く弓でないと探索が厳しい場合。マンサのように首都の立ち上がりが遅く、戦士を出すのが遅れる立地。
弓がわらわら徘徊してるというのは、既に蛮族対策に失敗している証拠。そういう状況で拡張を行うには、カバー戦士でもなければ相当厳しいです。攻撃志向でもなければ、素直に弓を取って拡張するのがおすすめです。
Civ4BTS 首都建設と蛮族対策まとめ
最後になりますが、首都建設と蛮族対策のまとめになります。
- 首都は、人口増加を重視させるため、食料確保を優先して建設する
- 蛮族対策は視界確保が大事。戦士と弓は状況によって使い分け
最初期の拡張に関わるこれらの知識を身につけていけば、序盤が安定し、どんどん経験値が貯まっていきます。そうしれば勝率もアップ。
同じマップは二つと生成されないことから、首都も蛮族も奥が深いものになります。プレイを重ねて慣れていき、よりCiv4BTSを楽しむお手伝いが行えたなら幸いです。
その他、よくある質問も別記事にまとめておりますので、宜しければ併せてご参照くださいませ。

最後までご覧いただきありがとうございました。