ebayで自分が購入をしたけども、「この商品は必要ないな」と思い販売者にキャンセルを依頼することがあると思います。
また自分が販売者として注文が受けたが、途中で購入者からキャンセルの依頼がくることや、注文を受けた商品が在庫がなくなってしまったり、商品が破損してしまうなど、キャンセルの依頼を受けることや依頼することがあります。
購入者と販売者でキャンセルの依頼の受けることや、依頼をする方法は異なりますので、今回はそれぞれのキャンセルの方法について解説をします。
キャンセルを依頼するタイミングや、キャンセルによるペナルティといった影響についてもお伝えしていきます。
キャンセルについて知っておくべきこと
キャンセルオーダーとは
確定した注文をキャンセルの申請をすること、キャンセルオーダーといいいます。
キャンセルオーダーには購入者側から申請する場合と販売者から申請する場合があります。
そして購入者の支払いが完了をしているケースと、支払いが完了していないケースがあります。
キャンセルオーダーと一口にいっても、パターンが複数あり対応方法が異なることと、支払いが完了されている場合は返金なども関係してくるので、それぞれ理解しておきましょう。
キャンセルオーダーは購入者と販売者の同意が必要
キャンセルの理由を選択して手続きをすることでキャンセルの申請はできますが、購入者と販売者の双方の同意が必要になります。
購入者と販売者どちらかが同意をしない場合は、そのまま取引が続くので連絡で調整をする必要があります。
キャンセルの手続きは90日の期限にしないと損
販売者はキャンセルの手続きを90日以内にしないと、落札手数料(Final Value Fees)が返金されません。
手数料は商品によってことなりますが10%の場合、1万円で商品を販売してキャンセルとなった場合に、手数料の1000円を損するということになるので注意をしましょう。
購入者(バイヤー)がキャンセルする方法
購入者がキャンセルをする方法は状況によって変わり3パターンになります。
①購入者が未払いで販売者が発送をしていないケース
②購入者が支払い済みで販売者が発送をしていないケース
③購入者が支払い済みで販売者が発送をしたケース
になります。
まずどの状況かを確認してからキャンセルの依頼を進めていきましょう。
購入者が支払い前の場合のキャンセルの依頼方法
商品を購入した時にキャンセルをする場合、自分が注文した商品の支払いを済ましているか、すでに販売者が注文した商品を発送をしているのか?などで変わってきますのでそれぞれのケースで解説をしていきます。
ebayで注文をしたがまだ支払いをしていない場合のケースになります。
このケースはまだ支払いをしていないことから、販売者からもキャンセルをすぐに受け入れてくれることが多いです。
手順はMy ebayをクリックをして、購入履歴 (Purchase history)をクリックします。
すると注文をしや商品一覧がでてきますので、その中からキャンセルをしたい商品のアクション(More actions)をクリックし連絡(Contact seller)”をするをクリックしましょう。
すると販売者に問い合わせしたい内容を選択することがきるので、注文のキャンセルの依頼(Request to cancel this order)かその他(Other)を選択して連絡をする(Contact the seller)をクリックしましょう。
キャンセルをクリックすると、販売者に連絡がいきます。
その連絡をみた販売者がキャンセルを受け入れて完了になります。
注文の支払いをしていないケースなので、特に返金などの手続きはなくこれで終了となります。
販売者がキャンセルを受け入れなかったらどうなるかですが、支払いをしっていない場合、購入者は特にお金を支払っていないので問題はありません。
むしろ販売者は支払いを得ておらず、注文は確定しているのでebayに注文の手数料を払わなければなりませんので、損をすることになります。
なのでこのケースでは販売者は受け入れない方が損なので、受け入れられないこともそうありませんし、受け入れられなくても特に影響はありません。
購入者が支払い後の場合のキャンセルの依頼方法
ebayで注文をして支払いも完了した後で、発送をされていない時のキャンセルになります。
発送をされていない場合は注文のキャンセルとして処理されるので、手順は先ほどのebayで支払い前の注文キャンセル方法と同じになります。
このケースでは支払いが完了していることから、販売者から理由などうを聞かれることや交渉なになることもあります。
基本的に発送をしていない場合は、キャンセルをそのまま受け入れてくれます。
キャンセルを受け入れてもらうと連絡きて、PayPal経由で返金されます。
PayPalに反映されるまでに1日~2日かかることもあるので、少し時間をあけて確認をすると確実です。
もし販売者が注文のキャンセルに応じず、返金をしない場合はebayに連絡をする方法があります。
こちらの方法についてはまた後日ブログに書きたいと思います。
発送後のキャンセルリクエストの依頼方法
ebayで注文のキャンセルをしようとした時に、すでに販売者が商品が発送している場合は注文のキャンセルでなく、基本的に返品の手続きになります。
注文キャンセルと返品では流れや返金額が変わってきます。
販売者がすでに商品を発送してしまっているので、その商品を購入者の手元に戻さなければなりませんし、商品が戻ってからでないと返金の手続きを完了してくれないことが多いです。
そして商品の片道、もしくは往復の送料の負担をどのようにするかという調整があります。
これらは販売者の商品の返品ポリシー(Return policy)によって、異なりますので返本ポリシーの内容を確認しましょう。
購入者のキャンセル後の評価(フィードバック)
ebayではキャンセル料金はありません。
ただキャンセルをすることで販売者から悪い評価を受けたり、最悪購入をブロックされることもあります。
購入のブロックとはその販売者から、今後商品を購入できなくなるということです。
なのでebayのキャンセル料金がかからないといっても、頻回にしないようにしましょう。
販売者(セラー)がキャンセルをする方法
販売者でキャンセルにに対応をする時に、
①購入者(バイヤー)都合
②販売者(セラー)都合
を選択する必要があります。
注文のキャンセルのについては処理の方法によってはアカウントにペナルティーがついてしまうことがあります。
また落札手数料(Final Value Fees)の返金がされないこともあり、損をしてしまうことがあるので注意が必要です。
購入者からの注文のキャンセルの処理の仕方について解説します。
購入者(バイヤー)都合と販売者(セラー)都合の理由の選択
購入者都合のキャンセルの多くは、
・購入したが心変わりして注文をキャンセルをする
・誤って購入をしてしまった
・もっと安い販売先を見つけたからキャンセルして欲しい
・注文をしたがそのまま入金がなくキャンセルになる
といっったものが多いです。
販売者都合のキャンセルは、
・在庫がなくなってしまった
・商品が破損してしまった
といったものがあります。
購入者都合のキャンセルで販売者にペナルティーはない
購入者都合のキャンセルの場合は販売差のアカウントのペナルティーはありません。
購入者が心変わりをして注文のキャンセルを希望した場合は、商品の発送をせずキャンセルの処理をしましょう。
もし商品をすでに発送している場合は、キャンセルでなく返品の処理になります。
返品の処理については、同じくまた別記事でお伝えしたいと思います。
また購入者がそのまま入金がない場合は、入金がないので購入者都合として処理を選択しましょう。
購入者が支払い前の場合は購入者都合でキャンセル申請
購入者都合のキャンセルもフォームで、キャンセルの申請をしましょう。
注文があったがそのまま未入金で連絡がない場合をそのまま、購入者都合で申請をしないと落札手数料(Final Value Fees)が販売者にかかり損をしてしまいます。
この処理については90日までになりますので注意しましょう。
購入者都合のキャンセルの流れ
「My eBay」 を開きます。
商品の右側のmore actionsのプルダウンから、Cancel orderをクリックします。

キャンセル理由の項目から適切なものを選択します。
・Buyer purchased item by mistake or changed mind
(バイヤーは間違って購入したか又は考えがかわった)
・Buyer is returning item for a refund
(バイヤーは返金をして返品をした)
・Buyer and I disagree over terms
(バイヤーは取引に同意しなかった)
・Buyer is unresponsive
(バイヤーの返信がない)
・Buyer’s payment hasn’t been received or hasn’t cleared
(バイヤーは支払いをしていない)
・Buyer requested shipment to an unconfirmed address
(バイヤーは未確認の住所への発送を要求した)

選択をしましたら、Send requestをクリックで完了です。
販売者都合で購入者が支払い前の対応
販売者都合のキャンセルの場合は、購入者が注文をした商品の代金を未入金か入金済みであるかを確認しましょう。
購入者が未入金であればバイヤーにメッセージで、今回の注文についての受注できないことや商品を届けることができないことを状況をフォームから連絡をしましょう。
購入者はフォームのメッセージを受け取ってから7日以内に販売者都合のキャンセルに対して、”同意する”か”拒否する”を選択することになります。
購入者が同意してくれた場合は販売者都合でキャンセルを処理でき、無事落札手数料も返ってきます。
しかしながら購入者が拒否した場合はこのやりとりは続けなければなりません。
購入者に連絡をとり、再度調整する必要があります。
購入者が”同意する”か”拒否する”を選択せず、メッセージを無視した場合は、購入者都合となります。
販売者都合で購入者が支払い後の対応
購入者が入金済の場合はPayPalで返金の処理が発生します。
この時の注意はPayPalで返金の処理をしないことです。
ebayから処理をして PayPalから返金がされるのでしたら、問題がありませんがPayPalからの返金をすると、ebayの落札手数料(Final Value Fees)の返金の処理がされません。
こちらも未入金の場合と同じく、購入者にフォームからメッセージを送り、今回の注文についての受注できないことや商品を届けることができないことを状況を説明をして連絡をしましょう。
その後のやりとりは未入金と同じく”同意”か”拒否”を選んで頂く形です。
すでに購入者が入金をしているので、商品をなんとかして届けてくれと言われることもありますが、どうしても届けることができない場合は、最終的には返金処理になります。
販売者都合のキャンセルはペナルティ
販売者都合のキャンセルについては、アカウントにペナルティがつきます。
選択する販売者都合の理由は
・Buyer requested shipment to a country I don’t ship to(発送ができません)
・I ran out of stock(在庫がありません)
・I sold an item to another buyer(他の購入者に販売をしてしまった)
・eBay notified me to cancel Global Shipping Program order(ebayからのキャンセル)
となっているので、適切なものを選びましょう。
アカウントのペナルティは自分が取引をしている件数の中で、ペナルティの件数の割合になりますので、取引数を増やすことで割合を改善することができます。
もしペナルティの件数が増えてしまった場合は取引数を増やしましょう。
販売者都合のキャンセルの流れ
「My eBay」 を開きます。
商品の右側more actionsのプルダウンから、Cancel orderをクリックします。

「I’m out of stock or the item is damaged」を選択。

Cancel orderをクリックしてキャンセル手続きは完了ですが、相手の同意があって全部完了です。
返金が完了すると写真のようなマークになります。

eチェックでの支払いのキャンセル
珍しいパターンですが、eチェック(手形支払い)で入金済の注文をキャンセルをするケースについても解説しておきまう。
いままでと同じ流れでキャンセル同意をしてもらうと販売手数料が返金されます。
処理の選択する項目についてはセラーに”I didn’t pay for this order”を選択してもらうように伝えましょう。
これによりキャンセルの処理が完了になります。
ebayでのキャンセルのまとめ
ebayのキャンセルにはまず購入者として商品をキャンセルすること。
販売者として注文された商品のキャン依頼を処理することと、注文された商品を何かしら理由でお届けができないとして購入者にキャンセルの依頼をするということがあります。
購入者の場合はキャンセルについては特に複雑な手続きはありませんが、悪いフィードバックや購入制限をかけられてしまうことがあります。
販売者の場合処理の仕方で、落札手数料(Final Value Fees)の返金やペナルティが変わってきますので、状況によって適切な処理をしましょう。