あなたは、管理、経理職の経験はありますか? どの会社にもありますが、それに特化したエージェントは珍しいですよね。
今回は、今の会社を離れ、管理、経理職としてキャリアアップをするための超有用エージェント「MS-Japan」をご紹介いたします。
Contents
MS-Japan(エムエス ジャパン)って?
MS-Japan(エムエス ジャパン)は「日本MSセンター」として事業を開始し、のちに社名変更を行いました。管理部門特化型の転職エージェントであり、転職業界においては中堅レベルです。企業風土は堅実とされています。
MS-Japan(エムエス ジャパン)への評価としては、管理部門特化型No1、有資格者の利用実績1位(楽天リサーチ「人材紹介企業のブランドに関する調査」2017年3月)などが挙げられます。
弁護士や公認会計士、税理士、さらに米国公認会計資格者といったハイレベルな人材など、年間3000名以上が登録しています。専門分野に特化したサービスのため、品質が高い点が魅力です。
Ms-Japanの拠点
MS-Japan(エムエス ジャパン)の拠点は、本社のある東京に加えて、大阪、名古屋、横浜にあります。日本の三大都市圏が中心です。地方の人は使いづらいかもしれませんが、もし三大都市圏に住んでいるのであれば、登録をおすすめします。
求人は管理部門に特化している
MS-Japan(エムエス ジャパン)の求人は管理部門特化型です。大手監査法人や会計事務所のほか、ベンチャーキャピタルともネットワークを有しています。地域は関東に加え、東海・関西の主要都市を中心に事業展開しています。
ターゲットとする年齢層は幅広く、第2新卒~20代後半の若手、30代の中堅、40歳以上のプレイングマネージャーから管理職までの幅広い年齢層がターゲットです。
求人の業界はメーカー、コンサルティング、職種は管理部門系(人事、経理、財務、総務、法務、一般事務など)に加えて士業系(公認会計士、税理士など)が見られます。上場企業や大手企業、外資系などの求人が中心です。
MS-Japan 公式サイト
MS-Japan(エムエス ジャパン)の特徴は担当者にあり

MS-Japan(エムエス ジャパン)の担当者は職種単位で割り振りが行われます。
どの担当者にサポートしてもらえるかは、求職者の希望条件や現職における役職、転職後の希望役職などによって決まります。そのため、キャリアコンサルタントの変更希望を出すのが難しい場合もあります。
従来はワンフェイス型で運営されていましたが、現在はツーフェイス型も採用されています。ワンフェイス型、ツーフェイス型とはどのようなものなのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットも併せて確認していきましょう。
ワンフェイス型
ワンフェイス型では、1人の担当者が企業サイドと求職者サイドの両方を担当します。1人でフローが完結しており、高い精度で情報を伝えることができます。ただし、担当者の仕事量が膨大になりがちで、対応の遅れにつながるリスクがあります。
ツーフェイス型
ツーフェイス型では、企業サイドと求職者サイドの担当が分かれています。業務を分散させているため、きめ細かい対応を進めやすい点がメリットです。ただし、情報のズレなどが発生する可能性があります。
MS-Japan 公式サイト
MS-Japan(エムエス ジャパン)の利用の流れを徹底解説

MS-Japan(エムエス ジャパン)の利用の流れを詳しく紹介します。MS-Japan(エムエス ジャパン)を利用する際は主に下記のような流れとなります。
MS-Japan(エムエス ジャパン)利用の流れ
- 登録
- 面談
- 求人紹介
- 応募
- 企業との面接
- 内定後の条件交渉など
1.登録
最初に、公式ページから個人情報などの入力を進めます。
登録の際には履歴書・職務経歴書の送信をすることができます。登録後すぐに担当者からの電話を受け、面談日程を決めることになります。連絡をくれた人が担当キャリアコンサルタントとなる場合が多いです。
登録料、サポート料などはすべて無料なので安心して登録を進めてみましょう。
MS-Japan 公式サイト
2.面談
面談は転職を成功させるうえで重要なイベントです。
自分の転職希望やキャリアパスなどを担当者にしっかりと伝え、希望に合った案件を紹介してもらえる状態を作りましょう。面談での希望などは、企業側への紹介状の内容にも影響するので、できるだけ具体的に伝えるようにしてください。
時間
面談の実施時間帯は仕事が終わってからというケースが多いです。
もっとも、夜遅くまでは対応していないので、仕事をしっかり切り上げられる日に設定しましょう。所要時間は1時間から1時間半程度になることが多いです。
用意するもの
面談前に履歴書・職務経歴書の準備が必要です。企業への紹介状に添付する写真データもあわせて用意しておきましょう。
また、MS-Japan(エムエス ジャパン)の強みの1つである外資系企業への転職も視野に入れている場合など、必要に応じて英語の履歴書・職務経歴書も求められる場合があります。
内容
面談ではキャリアコンサルタントの自己紹介を受けた後、誓約書や個人情報取り扱いに関する同意書にサインを行います。その後、転職希望などのヒアリングを行います。
ヒアリングでは、事前に提出した履歴書・職務経歴書に基づいて数字で示せる実績や性格、転職に対する考え方などを話します。
MS-Japan(エムエス ジャパン)への登録理由や自分の強み・弱み、学生時代の活動や現職についての質問に答えられるようにしておきましょう。キャリアの背景や、年収や労働時間、勤務地などの転職先の希望条件も整理しておくのがおすすめです。
また、担当者は、スキルシートという内部フォーマットにおいて、求職者のスキルや担当可能な業務を具体的にチェックしています。具体例なども出しつつ、できるだけ詳細に伝えましょう。
3.求人紹介
MS-Japan(エムエス ジャパン)は基本的にはワンフェイス型で、面談時に求人紹介を受けることができます。企業側と求職者側で情報のズレが起きにくく、スピーディなサポートにつながっています。
紹介される求人数は、景気にも影響されますが15社程度と考えておきましょう。
丁寧なヒアリングをもとに求人を紹介してくれるので、マッチングは良好と評判です。紹介案件にはMS-Japan(エムエス ジャパン)の自社キャリアコンサルタントの求人などが含まれることもあります。
スカウトサービスもある
通常の転職支援に加えて、スカウトサービスを受けられる可能性もあります。
担当コンサルタント以外でも、MS-Japan(エムエス ジャパン)の社員は求職者情報を閲覧することができます。自分が抱える求人案件がその人に合致する場合には連絡を行う仕組みがあるため、担当コンサルタント以外からも求人案件を紹介してもらえる可能性もあります。
4.応募
求人への応募は、求人票ではなくメールへの添付ファイルで行います。応募書類にはヘッダー用紙としてMS-Japan(エムエス ジャパン)が発行する紹介状を添付しましょう。
求人ファイルの中には紹介状のフォーマットが含まれています。フォーマットに自分で記入した内容をもとに、キャリアコンサルタントが応募先に合わせてカスタマイズしてくれます。
企業側での書類選考について
MS-Japanを利用して提出した書類選考は、通過率が高くない場合もあります。ワンフェイス型のため、担当者が書類選考対策に力を入れづらいことが理由として考えられます。
ただ最近はツーフェイス型も採用してるため、サポートについては今後改善されることが期待されます。
MS-Japan 公式サイト
5.企業との面接
選考中の連絡頻度は低い傾向があります。面接後には電話連絡が義務付けられており、面接内容を担当者と共有して、面接通過率アップにつながる施策を考えていきます。
6.内定後
ワンフェイス型のため、内定先企業との条件交渉もスムーズに進めやすいです。年収などの条件交渉の余地があるため、より良い転職にするためにメリットを最大限有効活用しましょう。
MS-Japanを上手に使うポイントを押さえて転職しよう

転職エージェントはせっかく利用するなら上手に使うポイントを押さえておきましょう。転職エージェントをうまく使うポイントは下記の4点です。
転職エージェントの活用で大事なポイント
- はっきりと希望を伝える
- 現実的な着地点もしっかりと考える
- 転職エージェントとの信頼関係を作る
- 転職エージェントから希望企業の情報を引き出す
1.はっきりと希望を伝える
担当キャリアコンサルタントとの面談や電話などの際は、自分の希望を明確に伝えることが大切です。
経歴や希望条件を中途半端に伝えるだけだと、ミスマッチにつながりかねません。自分の希望がはっきりしていない場合でも、担当コンサルタントと話をする中で希望が明確になってくることがあります。
2.現実的な着地点もしっかりと考える
希望条件をはっきり伝えつつ、果たして現実的にあり得る条件かどうかを客観的に判断しましょう。
ただし、自分1人の考えで希望を諦めるのではなく、キャリアコンサルタントと具体的に話しながら現実的な着地点について考えてください。
3.転職エージェントとの信頼関係を作る
転職エージェントは、企業が出す求人情報に基づいてマッチする人材探しを進めています。
求職者としては、転職エージェンとの信頼関係を築き、自分の特徴や転職先への希望を理解してもらうことで、より良いマッチングを実現してもらいやすくなります。
4.転職エージェントから希望企業の情報を引き出す
転職エージェントは企業に関する細かな情報も持っています。そのため、求人情報について疑問を持ったら転職エージェントにしっかり質問しましょう。
きっと、親身になって応えてくれるはずです。
最後までご覧いただきありがとうございました。